立命館附属校5校有志教員による学校フィロソフィ作りの試み

「時代が大きく変わり、学校現場もこれまでのやり方でうまくいくとは思えない」―これまでの既定路線にとらわれず、稲盛和夫氏から様々な発想を学ぶという考えのもと、2019年「 未来の生き方を Create する学校作り 」をテーマに立命館附属校5校の有志教員が参加して「新しい時代の学校経営研究会」が発足しました。

研究会は以下の学びのプロセスを経て、試行的に各校のフィロソフィを作るところにまで到達しました。

〇2019年度「人生哲学」:人生方程式、6つの精進、働き方、心を高める。

個人で、自分の人生哲学=生き方を高めていく時期とする。今の自分の教育活動をどのようにすれば子どもたちの生き方に影響を与えられるか。また自分自身の行動指針なども磨いていく。

〇2020年度「経営哲学」:JAL再生、意識改革、経営12カ条、リーダーシップ

組織をどう高めるかが課題である。所属する学年、分掌などリーダーとしてどのように組織をビルドアップしていくか、その方法を研究する。

〇2021年度「学校哲学」:各校におけるフィロソフィ作成

2年間の学習・実践を元に、立命館附属校各校におけるフィロソフィを作成する。

今回ご紹介するのは、有志教員が3年をかけて稲盛哲学を学び、深め、実験的に作成したフィロソフィです。各校ともそれぞれの学校の起源や校風、目指したい学校像と真剣に向き合って生まれました。

これらは各校の公式のフィロソフィではありませんが、それぞれの試行の背景には注目していただきたい教員の熱意や考えが数多くあります。

今後これを土台に、各校の教育活動が深まることに加え、読者のみなさまのフィロソフィによる学校経営の参考になることを期待して、掲載いたします。

なお、策定についてのプロセスや考え方について、RITA17号「フィロソフィで学校を経営する試み」で特集しています。合わせてご覧ください。

1.立命館小学校フィロソフィ

2.立命館中学校・高等学校フィロソフィ

3.立命館宇治中学校・高等学校フィロソフィ

4.立命館慶祥中学校・高等学校フィロソフィ

5.立命館守山中学校・高等学校フィロソフィ

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