2017.03.07、11 教育フォーラム:利他の哲学が切り開く教育と学校の革新

2017年3月7日(火)及び11日(土)、立命館東京キャンパスにて教育フォーラムを開催します。
学校経営に携わる方、利他の哲学をもとにした教育に関心のある教員、教育関係者の方、ぜひお越しください。

【第1回】3月7日(火) ☆申し込みを締め切りました。
●グローバルな「利他」の哲学を産むIB教育

私立学校にとって重要な理念と、それに基づいた学校経営の可能性について、主に学校のマネジメントに焦点を当て、立命館宇治高校並びに開智日本橋高校のIB校認定へのリーダーシップ、教学の刷新から学校改革を可能にした経験を学びます。

プログラム
司会 倉石 寛(立命館稲盛経営哲学副センター長)
●講演1『教育に求められるリーダーシップ 稲盛 和夫氏の実践から』  高津 正紀(立命館大学客員教授)
京セラ入社以来、現場から始まり稲盛氏の秘書をへて、京セラ経営の根幹ともいわれるフィロソフィー教育・研修を担当。理論はもちろん、実践の中に形成されてきた経営哲学の豊かな内容を知る第一人者。現在立命館客員教授としてその理論化に取り組む。
●講演2『IBの理念と利他の哲学  学校再生のストーリー』 川崎 昭治(学校法人立命館常務理事)
かつて困難な状況下にあった学校が、国際バカロレア教育の日本における先駆的実践校として、注目を浴びるまでに「再生」した立命館宇治高校はじめ、附属4高校が文科省SSH指定3校、SSH指定3校を受けるなど、附属校を、理念・実践ともに中等教育改革の先駆校に育て上げてきた。
●講演3『グローバルな「利他」 探求型学習が開く学校の未来』青木 徹(開智学園理事長)
開智中学高校において、詰込み型の教育ではない学習者主体の「探求型学習」の教育を、その理念に基づいた実践で切り開き、しかも高い進学実績を実現。今日のアクティブラーニングへの道を切り開いた。小学校で初のDYP、さらに大学での教員養成にも取り組んでいる。

概要
開催日時 3月7日(火)14:00-17:00
開催場所 立命館東京キャンパス
     東京都千代田区丸の内1-7-12 サピアタワー8階
JR東京駅 日本橋口出口より直結
対  象 学校運営責任者
定  員 30名
受講料  お1人2,000円

 

【第2回】3月11日(土)
●学習者が主体の協働の学びへ―利他の哲学で ☆現在募集中です。

アクティブラーニングの学習者主体の学びへの意欲は、本質を突いた問いとともに、他者とともに学び育っていく、利他の哲学による共同の学習の中でこそ深まると、RITA LABOは考えます。現場の実践から、考え方や方法について意見交換していきます。

プログラム
<問題提起> 司会 金井文宏(立命館客員教授)
『学びへの深い意欲を可能にする授業への転換』倉石 寛(立命館稲盛経営哲学センター副センター長)
灘中高社会科教諭・教頭の体験から、社会に通じる学び・学ぶものが主体となる学習への教育観と方法的転換を探り、それを生み出す学校現場の在り方をともに考えていく、教育のプラットホーム形成をめざす。
『アクティブラーニングの核心―JAL再生を可能にした教育哲学』金井 文宏 (立命館大学客員教授)
高校教員として現代社会の教科書を共同執筆。現在は産業・防災・環境分野で、地域コミュニティの自治的な運営の在り方を探り、大阪をベースに研究開発に取り組んでいる。稲盛センターで、「RITA LABO」代表を務める。
<パネルディスカッション> ―学びへのモチベーションと共同の学びを創造するー
パネリスト
●笠原 正大(暁星国際ヨハネ研究の森コース主任研究員)
「すべての学びは哲学を目指す」を掲げ、教師の側からの一方的授業ではなく、教員と生徒が同じ「研究員」として、ともに学ぶ「教えない」学校を作りあげてきた。
●ダッタ・シャミ(東京学芸大学准教授)
千里国際を経て東京学芸大学でバカロレア教育の講座を担当。国際バカロレアの理念に基づくカリキュラム経営、教育方法の第一人者で、IB教員養成に携わっている。
●中田 大成(海城高校校長特別補佐)
海城中高教頭を経て現在校長補佐。課題学習、論文作成などを通じての学習者主体の学びを増やすとともに、演劇によるコミュニケーション能力育成など、海城の先駆的な教育を牽引してきた。
●山中 司(立命館大学准教授)
プロジェクト学習の理論と実践における若手の第一人者。プロジェクト学習は世界的にはMITが有名だが、アクティブラーニングの中核をなすプロジェクト学習による英語学習で、意欲・学力ともにこれまでと質的に違う伸びを示す授業が実現。
コーディネーター 倉石 寛

概要
開催日時 3月11日(土)14:00-17:00
開催場所 立命館東京キャンパス
     東京都千代田区丸の内1-7-12 サピアタワー8階
JR東京駅 日本橋口出口より直結
対  象 教員、教育関係者
定  員 50名
受講料  お1人2,000円

●申込方法●
下記までFAXでお申し込みいただき、お電話で受け付け確認のうえ、受講料をお振込みください。
・お申込みFAX番号:03-3264-1275
・FAX記載内容:タイトル、開催日程、受講者名、職位、メールアドレス、学校名、お振込み人名義、電話番号、FAX番号、振込予定日
・お問合せ電話番号:03-3264-1271(森上教育研究所)
・お振込先:三井住友銀行 麹町支店 (普)6706601 口座名義:(株)森上教育研究所(モリガミキョウイクケンキュウジョ)

●申込締切●
3月1日(水)


 

●稲盛経営哲学研究センターとは
京セラおよびKDDIの創業者である稲盛和夫氏の「利他の心」をベースとした経営哲学の「普遍化」「一般化」を図るために様々な学問分野のアプローチにより研究するとともに、その体得につながる教育プログラムの開発を行い、これらの成果を世界に発信することにより、人類・社会の進歩発展に貢献することをめざします。

▼稲盛経営哲学研究センターホームページ
http://www.ritsumei.ac.jp/research/riprc/

●RITA LABOとは
稲盛経営哲学研究センターの教育研究・アウトリーチ部門。研究成果をベースに、生きる力や社会とのつながりを育む教育プログラムの開発、実践、研究へのフィードバックを行うとともに、RITA LABOブッククラブやRITA CAFE(利他や教育をテーマにした対話の場)開催、広報誌発行などのオープンラボを通して研究成果を社会に還元し、アカデミックな研究と社会をつなぐ窓口として、市民参加型の開かれた研究機関を目指しています。
▼RITA LABOホームページ
http://www.ritalabo.jp/
▼RITA LABO Facebookページ
https://www.facebook.com/723901301049189/

 

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