稲盛経営哲学を独自の企業文化へと発展 稲盛経営哲学と「家文化」「匠文化」を融合させた「人間本位のリーン文化」

■家文化

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心を込めることは愛
――製造部スタッフの経営についての考え

SGT2/陳鵬   ZQ/李玉容

新陽のビジョンは「従業員が幸せになり、顧客を感動させ、長寿企業を目指す人間本位のリーン企業になれ」である。その中でも最も重点が置かれたのは「従業員が幸せになる」ことである。わが社の経営理念には「愛で経営する」という項目がある。郭総経理も、「愛で経営、百年続く幸せな新陽を作って、従業員の物心両面の幸せを実現することが私の使命だ」ということをよくおっしゃっている。

わが社新陽は、労働集約型の製造会社であるため、作業員が全社員の7割を占めている。この7割の皆さんがいるからこそ、お客さまのニーズに合った優れた商品を作り、お客さまとわが社に価値を提供できるのである。この7割の従業員のモチベーションをいかに上げ、そして彼らが商品、施設、設備を子どものように大切に扱い、責任をもって業務にあたることが、我ら製造管理層の目標となった。2018年はわが社の「奮闘の年」だ。この一年間、製造部の皆さんはグループ取締役常務副総経理・郭桂英氏の指導下で、二つの活動を展開し、取り組む。

2018年、製造部門の目標について、「人材育成」と「業績の向上」という二つを掲げた。その中で、「人材育成」は、従業員経営チームと従業員技能チームという二つのチームを作り、社員のサポートと成長を充実させることで、社員の幸せの基盤をつくろうと考えた。

従業員経営チーム

「心を込めて」ということを最も工夫した。従業員サポートに重点が置かれ、従業員が交流できるプラットフォームを提供し、サポートがある心強さと温かさを感じさせることが目的である。従業員サポートの実施について、リーダーがどのようにするのかが重要だ。そのため、2017年郭副総経理は、製造ラインの班長の位置づけを明確にし、従業員をサポートする力を向上させることを目的に、製造ラインの班長を対象として「班長として何が正しいか」をテーマとする研修会を実施した。サポートの実施に対象について「新入社員」、「在職中の社員」、「インターン生」、「人事異動の管理」、「離職意向がある人」の五つに分け、従業員サポートを実施した。

新入社員

新人の受け入れ準備から始め、「新人の初めての授業」という研修を開発した。この授業の講師は、各子会社の上位の管理職が担当した。この授業は管理職が従業員経営チームと新人のかけ橋となり、入社ばかりの新入社員が、管理職の親切さと従業員経営チームの配虑を感じることができるよう、設計された。

在職中の社員

従業員サポートに対する考え方を共有するため、交流促進のプラットフームを基盤として、『従業員サポートの八ヵ条』を制定した。従業員サポートのやり方や基準をグループ会社の面から統一し、従業員とのコミュニケーション、従業員からの相談への対応、成長のプラットフォームづくりなどから、各級の管理層の担当分野を決め、統一した。同時に、「欠点をゼロに」という研修の後、従業員が困っていることや、それに対するアドバイスをするよう促し、従業員の問題をいち早く解決できるようにした。加えて、従業員たちが自らの知恵を商品に注ぎ、個人の価値を最大限に発揮できるように、各現場で「トラブル解決の箱」を設置し、ECR(Efficient Consumer Response)の活動をし続けた。

インターン生

インターン生とパート社員については、管理職と学校との共同管理という視点から、コミュニケーションの壁を壊し、自分の長所を活かしながら、楽しくインターン生活を送り、自己成長、幸せを感じることができるようなサポートを行うことを目的とした。

人事異動の管理

子会社間の人事異動について、従業員経営チームは従業員の利益を第一位にすることを念頭に、関連する管理の規定を見直した。各級の管理層は実際に人事異動を行う際、その対応に然るべき根拠を持ち、社員の利益を害しないことを前提にし、従業員が少しずつ人事異動や、グループ会社の人事管理に慣れるようにした。

 

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離職意向がある人

各方面から従業員のニーズを知り、理解につとめる。従業員とのコミュニケーション、従業員への対応についての規定や、対応に急を要するものについては優先的に処理することなど、離職意向がある人についての管理規定を統一した。離職する従業員が不満を抱えることのないよう、再び新陽に戻ることができるような環境を整えた。

従業員技能チーム

人材育成、昇進制度の整備、技能競技の展開を通して、従業員の潜在力を引き出し、成長をサポートし、彼らの給料(価値)を上げるように取り組んだ。

人材の育成

2017年、工場の運営システムの構築をきっかけに、多角度からポジションに対する評価基準を規定した。ABCDの順位で各級の職位を整理し、各級職位の手当てを決定した。2018年製造部門の管理職は、時間の浪費を減らし、新人と人事異動で新しい部署へ配属された人について、短い時間で能力を引き出すことができるよう、工夫した。すべての職位に対して、昇進の評価を明らかにし、従業員が昇進に向かって努力する道を開いた。これにより、初級からスタートする新人が入社時に感じる、昇進に対するストレスを減らすことに繋がり、離職率の減少に貢献した。新人が担任するラインの効率向上と作業員の達成感も重要な役割を果たした。

昇進制度

今年の始め、グループ全体におけるA3級の職位は少なく、A4級とA5級の職位の数はゼロであった。A級職位の技術人材の育成を促進するため新陽学院と協力し、技術者OBに研修教材制作と講師を依頼した。月に一度、「A3級職位技能人材研修」を実施し、2018年11月までにA3級の技術職を68名育成した。一年間のOJTを通して、A4、A5級職位に達した従業員は23名おり、従業員は自身の技術が高まることにより、手にする職位手当も上がってきている。

技能競技

武術家が華山で武術の選考会「華山論剣」をするように、新陽では、従業員は自分の技術に誇りを持ち、技能競争会への出場に積極的に参加する。基板の表面実装、手溶接、電動ドライバーの使用、外観チェックなどの技能競争が行われ、毎月の技能グランプリは盛況となっている。技競を通して、職種ごとの「チャンピオン」が誕生している。2018年11月に行われたグループ会社第二回「新陽ギネスブック大会」では、多くの各職種のチャンピオンが第一回のチャンピンが作った記録を更新した。技術競争を通して、従業員たちは仕事の目標を見つけ、強い技術能力を習得した。それだけでなく、下級の職位の従業員の熱意も高まり、成長できる楽しみを感じられるようになった。その他、従業員技能チームは、職種のチャンピオンに、等級を超える昇進の機会を設けより多くの従業員のモチベーションと成長を刺激した。

製造部門の作業員はお客さまに価値を提供する主体であり、彼らが軌道に乗るように環境を整えることは、我々管理層にとっては重大な任務だ。2018年を振り返れば、足りない部分もまだ多い。部分的に初級管理者の管理能力が低いところがあり、従業員の訴えへの対応がよくなかった;従業員向けの教育ビデオが計画通りに作ることができなかった;大部分の従業員はまだ下位の職位にとどまっており、OJTのスピートも高めなければならない。

2019年は「突破の年」だ。従業員が幸せになることは依然として私たちの最優先事項である。心を込めることは愛である。製造部門の管理者チームは、会社の経営に目を向けて、郭総経理さんのビジョンとともに、責任と感謝、利他の心をもって、仕事を展開する。心をもって社員サポートをし、社員によいサービスを提供し、彼らのためのプラットフォームを構築する。彼らの成長、幸せ、自己実現を願う。

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落花無言、人淡如菊
――「風の彩」TCC圏長の夏世菊さんを取材

SGT1/李暁慧

夏さんを取材する前に、私は質問を紙に書き留めた。例えば、出身地はどこ?家族は何人?新陽に入ったきっかけは?入職前後の変化は?などである。しかし、いざ取材が始まってみると、夏さんの切々たる思いと比べ、私が準備した箇条書きの質問が一瞬、色が褪せて、つまらなく見えた。夏さんが語ってくれたのは、箇条書きの質問でまとまるものではなかった。彼女は、半生を振り返りながら、生き生きと話してくれた。それは心の響きにも聞こえた。

入社してから11年も新陽で過ごした夏さん。彼女の第一印象は、その笑顔だ。取材が進むにつれ、彼女の悲しい人生を知り、その話が大変貴重に思えた。夏さんは重慶にある田舎の村で生まれた。貧しく、考え方も保守的な家で生まれた彼女は、12歳の時、初めて学校に行った。入学してから間もなく、家が火事で焼失し、貧乏な家がさらに貧しくなった。学校にも行くことが出来なくなった。13歳の夏さんは出稼ぎに出て、重い家計を担い始めた。

夏さんが新陽に入ったのは29歳の頃。その時、彼女の出稼ぎもすでに16年を越していた。最初の面接はうまく行かなかった。面接官から26のアルファベットを書くよう言われたが、夏さんが学校に通った期間が短かったため、英語はもちろんのこと、漢字さえもあまり知らなかった。当然第一次面接は、不合格に終わった。しかし、彼女はあきらめず、再び面接に応募した。この時もアルファベットがわからず、再び不合格となった。その後、彼女は諦めずに街で車のナンバープレートでアルファベットを暗唱し、英語の本を買って読み、三回目、四回目の面接を受けたが、不合格だった。面接官も彼女に無理をしないよう言ったが、夏さんは五回目の面接を受け、合格を果たした。

わが社に入って、11年も過ぎた。

入社したばかりの夏さんは、「のろまの鳥は早めに飛び立つ、行動が遅い人は先に動き出す」ことをモットーにし、毎朝、早めに作業場に行き、5s(整理、整頓、清掃、清潔、躾)をし、同時に、休憩時間を利用して、本を読んで知識を得て、職位に必要な技術を習得した。努力をし続けた結果、半年のうちに、多職種の技術者となった。チームリーダーに応募するよう話をすると、彼女の顔は喜びに輝いた。始めはチームリーダーになる自信がなかったが、やってみようと心に決めて応募したところ、なんなく合格した。

 

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夏さんは、優秀な人と比べて、自分は大した人物ではないと言い、ただ運がいいだけだと思っている。でも私は、準備が出来ていない人であれば、チャンスがあってもものにはできないと言いたい。

チームリーダーとしての夏さんからは、彼女が持つエネルギーがどんどんまわりに伝わっていった。担当するラインの生産効率は、はじめの-6%から、16%に向上した。部下のメンバー26名の従業員のうち、A級13名を始め、技術者3名、管理者2名、チームリーダー3名、多職種の技能を持つ技術者を育てた。夏さんのもとで働いたメンバーが活躍しているのだ。

「釜の中にご飯があったからこそ、皆のお碗にはご飯を盛り付けることができる」「会社の利益を上げれば、私たちの給料も上がり、みんなが幸せになる」など、郭さんがいつも話している言葉を、夏さんはほかの人に伝えている。素朴だが、とても力強い言葉だ。

2018年10月16日、夏さんは別のラインへ異動した。しかし、夏さんの熱意は以前と変わらず。新ラインの仕事が始まってから1か月間、作業の流れを分析し整理し、ラインの効率向上のために努力し続けた。お客さまが検品する前に、夏さんは部下を連れ、慎重に万全な準備をした。彼女の努力はお客さまに認められ、部下の信頼も得た。

「吾が吾の家族の年寄りを年寄りとして孝行し、次いでその心を広く他の年寄りにも寄せ、又自分より年下の者を年下の者として愛せばそれでよいのだ。」ということわざ通りに、仕事面で真面目で優秀な夏さんは、従業員のもよくやっている。部下が誕生日を迎える時、必ずケーキか、ペンか、細やかな折り紙の飾り物を準備して贈る。小さなプレゼントだが、その人情味あふれた品物はお金でも買うことができないすばらしいものだ。働く人にとって、同僚を大切に思い、互いに思いやりを持って助け合うことが大事だ、といつも言っている。ある日、部下が足に怪我をした。夏さんは腰を低くして、薬を塗ってあげた。かゆいところに手が届くような対応をし、まるで家族のようだ。なので、夏さんの部下の皆さんは、夏さんのことを「夏お母さん」と呼んでいる。インターン生が期間を終了した時、夏さんへ送った別れのメッセージには、別れたくない、昔の自分の傲慢さを謝り、「ゼロ欠点」をなぜ学ばなければならないのかはやっと分かったと言っている。学びと成長の言葉がいっぱい詰まったメッセージだ。それだけではなく、「風の彩」TCCの圏長としての夏さんは、合格とは言えなかった「風の彩」TCCを優秀なTCCへと成長させた。さらに2018年に、「卓越TCC」と評価され、進歩のスピードが確実に速まった。

新陽に入ってから今までの11年間、夏さんはたゆまぬ努力を続けてきた。

彼女は人生で、3つの家を持った。1つ目の家は実家、2つ目の家は夫の家、3つ目の家は新陽である。3つの家の中は、一番幸せに感じたのは、新陽だと言っている。なぜかと言うと、新陽は彼女に給料を与えて、家計を立てることができ、給料だけではなく、勉強と成長のプラットフォームも与えて、自己実現が成し遂げた。新陽では、夏さんのようなまじめで勤勉な人が沢山いるからこそ、他人を守り、幸せな大家族を成し遂げた。

落花が無言、人が淡淡しい菊の花のようだ。このような人生を文章にしたら、誰でも読みたくなるでしょう。私は、人間性の暖かさにもう一度感動させられた。夏さんのことに感謝する。次の旅立ちも、夏さんと一緒に行こう!

 

「匠」文化

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「三化」による相乗効果、スマート製造
――グループ会社2018年「三化」についての動き

SH/

「三化」による相乗効果の背景

グローバル化の波と産業革命とともに、スマート製造が全世界のトレンドとなり、急速に発展している。産業の発展と分業の仕組みに深い影響を与え、さらに新たな生産の仕方、新たな産業の形態、新たなビジネスモデルの形成を促している。つまり、スマート製造は、製造業にとっては避けていけない発展の道となっている。

技研新陽は、20年間の急速な発展を経て、一定の規模の企業となった。技術の高い職能を揃え、独立的に製造できる製造システムを持つようになっている。しかし、製造業トップ企業と比較すると、まだ大きな隔たりがある。世界経済の発展が新しい境地に入るとともに、経済構造の再構築が課題となり、長期的な労働資源の投入による成長モデルの持続が困難となっている。スマート製造、そしてリーン化、デジタル化、自動化という三化の相乗効果を加速させるからこそ、強力な組織力が形成され、大手企業を目指し、会社としてのレベル向上へと突き進むことが可能となる。

リーン化

「三化」による相乗効果は「リーン」から始まる。「リーン化」の考え方に基づき、デジタル化と自動化と協同することによって、QCD(“Quality” (品質向上)、“Cost” (費用軽減)、“Delivery” (納期に出す))の実現が可能になる。

デジタル化

デジタル化の面では、新たなプロジェクトの開発と既存のシステムのメンテナンスと改善の2つを実施した。

自動化

自動化の面では、スマート化を目指し、各分野で専門性の高い人材を育成するのが目標だ。グループにおけるすべての作業を機能別に16項目に分類した。7か月を経て、予想された初期的な効果を得るに至った。例えば、①備品の在庫管理という項目では、「リーンの考え方」と「流れの標準化」に重点を置き、デジタル化で補充するという考え方でマテリアルの運搬とレイアウトを調整した(運搬とモノの移動を最も効率的にした)。

 

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はんだごてで電路の青写真を描く
――「新陽記録挑戦コンクール」ではんだ付けの記録を刷新した劉毅さん

SGT2/李学氷

はんだごて一本を握って、電子製品一枚のろう付け、素晴らしい腕前を身に着けている劉さん。彼がはんだ付けしたサーキットボードは、電路で描いた青写真のようだ。

新技電子の劉さんは、「新陽記録挑戦コンクール」で18.22秒の成績ではんだごての記録を更新した。劉さんといえば、2018年を通じて、はんだごてに関するすべてのメダルを取った人だと言える。「全国製造業連盟 快克カップ」のチャンピオン、「IPC手動操縦溶接 華南地域の」第3位を勝ち取った。彼はどのようにして素晴らしい腕前を身に付け、それほどにたくさんのメダルを取ることができたのか?それらの疑問を、劉さんに聞いてみよう!

2008年に入社後、分析センターで働き、製品の基本的な機能に関する分析をしていた。学校で学んだはんだごての基礎知識を活用して、はんだごて溶接の世界に入った。卒業したばかりの彼は、他人よりはんだごての腕が優れていると思っていたが、社会人になり現実はそう甘くはなかった。表に出したことはないが、王者になるとひそかに決心した。

基本練習の積み重ね

溶接を始めた時、はんだごてを握ることすら難しかった。慣れないこともあり、細かい部品を、手で直接につかもうという衝動もあった。

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手指ではんだごての先を触るという苦い経験もあった。はんだごてと基板を手で触れた時、材料の貴重さを考えたことがなく、基板をたくさん無駄に廃棄した。しかし毎回反省はしていた。基板の廃棄は技術の未熟さによるもので、火傷は自分の不注意のせいだ。経験をふりかえることによって、自己反省し、原因を探し、問題を直視し、最後に問題解決に到達した。その時から、彼は仕事以外の時間を使い、はんだごての技術向上に使っただけではなく、商品の性能についても勉強し、週末でも自分に「宿題」を課した。ネットで練習用の安い焼きごてや鉛線を購入し、何時間も練習をした。このように自ら毎日練習する習慣をつけていった。彼のはんだごての技術がそれによって向上し、彼の手で溶接した製品の質が高くなった。返品されたものを修理したり、お客さんからのクレームがあった重要な製品の修理なども手掛けるようになった。

成功まで何度も心の悪魔と戦う

人間はそう簡単に成長できるわけではない。劉さんも例外なく奮闘し続けたのだ。はんだごての技術を習得するため、会社で競技会が行われるときには必ず積極的に参加する。しかい、良い成績を収めたことがなかった。普段なら簡単にできる溶接の動作だが、試合の結果はいつも思い通り物にならない。普段の実力と大きな差があり、気が滅いり始めた。どのようにして、普段の実力を出すことができるのかを考え、落ち着いた気持ちに切り替える能力を鍛え始めた。その時から、会社内部や外部で行われた競技会に必ず参加するようになった。試合を通じて技能を高めるだけではなく、心を高めることに重点を置いた。ストレスに耐える能力が高められたことによって、やっと正式な競技会で普段のように発揮することができ、脚光を浴びるようになった。しかし、はんだごての職人になるには、さらに技能と精神力が必要だということが分かり、たゆまぬ努力を続け、正式なコンクールのような気持ち商品の修理を行った。初心を忘れず、自分に厳しくした。

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全身全霊で取り組み成果を出す

「十年一剣を磨き、初めてその切れ味が出る」ということわざがあるように、風雨を経たからこそ、虹が見えるようになる。劉毅さんが2008年新陽に入社し、困難の中で成長し続け、やっと磨いた剣をみんなの前にその切れ味を見せる時が来た。2017年まで百回に近いはんだごての試合に参加し、ある程度の成績を取った。2017年の年末に行われた第一回の「新陽記録挑戦コンクール」では、少しの差で、残念ながらチャンピオンの座を逃した。反省をし、失敗を恐れずに立ち上がり、2018年7月「快克カップ」出場に誘われ、華南地域のチャンピオンを勝ち取った。2018年、技研新陽第二回「新陽記録挑戦コンクール」においても18分22秒という新記録を達成し、はんだごての最新記録を作った。

百戦錬磨を経て、新しいルールの改善へ

各コンクールの試練で鍛えられた後、無数のメダルを得た。だが、これはすでに過去のことだ。国内で大型はんだごてのコンクールを経て、新陽の溶接技術は軍事産業と航空宇宙産業と比べ、まだたくさんの格差があり、標準、品質などから見れば、新陽の方がまだ進歩のスペースがたくさんあるのだ。劉さんは、グループ会社の管理層にその格差を報告し、サポートを得た後、会社内部のはんだごての研修資料を改善し、規格が違う二つのはんだごての先を購入し、国際レベルのはんだごての溶接標準の作成に着手した。来年、もっと多くの劉さんのような人材ははんだごての領域から出てくると信じているのだ。

 劉さんの感想:

月日の立つは早いものだ。新陽に入職してから、もう10年が立った。それは多くの人から見れば、OBとしての私はもうそのような全く変わらない日々に疲れて、一日千秋のようだと思っているだろう。だが、私はずっと「のろまの鳥は早めに飛び立つ」と信じ、十年の新陽生活を送って、成長が達成した。近年、自分の溶接技術が国際のレベルと大きな差があることに気づき、今年は練習を積み重ねた結果、やっと会社内部と外部の試合ではんだごての賞を勝ち取った。

「十年一剣を磨く」というように、この結果は神様が手配してくれた最高のプレゼントである。今日の成果は日頃の勤勉な練習と反省とつながっている。それがあったからこそ、自分に挑戦することができ、さらに自分を突破することができる。会社に感謝の意を表したい。これほど多くの学びと成長の機会を提供してくださって。私も感謝の心を持ち、新陽とともに進み続ける。

 

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